【RICE処置】運動会シーズンへ向けて応急処置を覚えましょう!

2023.10.12

【RICE処置】運動会シーズンへ向けて応急処置を覚えましょう!

運動会シーズンが近づいてきました。

この時期はケガをしやすく、応急処置を覚えておいて損はありません。

正しく応急処置ができれば痛みや症状を抑えることができ、競技復帰が早くなります。

ここではスポーツ現場でも主流な「RICE処置」について紹介します。

 

RICE処置はRest、Icing、Compression、Elevationの処置のことで、多くの四肢の外傷に対して適応されます。

 

①Rest(安静)

運動を中止し、動かさず安静にすることで損傷が広がることを防ぎます。

②Icing(冷却)

患部を氷や氷水などで冷やします。患部の毛細血管の収縮により炎症症状を抑えられます。

最低10分ほどは患部を冷やす必要があります。氷が無ければ流水での冷却でもしないよりは良いです。

③Compression(圧迫)

弾性包帯、テーピングなどで患部を圧迫することで、腫れや内出血を抑えます。

圧迫のし過ぎは「コンパートメント症候群」などを起こすため、痛みやしびれが酷いときは圧迫を解除してください。

④Elevation(挙上)

患部を心臓より高くなるように挙上します。

患部から血液が戻りやすくすることで腫れや内出血が収まりやすくなります。

 

 

捻挫、挫傷(肉離れ)は基本的にはRICE処置が適用となります。

スポーツ中、痛めてしまったときはぜひ処置してみてください。

 

また、応急処置をしたあとは必ずすぐに専門家に診てもらいましょう!

当院は土日祝日も診療しております。お怪我をされたときはすぐにご相談ください!

 



副院長 迫間 健